空き缶ストーブを作ってみました。

コロナの影響もあって旅行などにも行けずクサクサ(何となくいじけた感じね)

しているわけですが、そう、僕はバイク乗りなんですよ。

ってなわけで明け方さらっとバイクに跨り、海に向かって人気のない堤防や

船着き場で朝食を作って食べ、帰宅する。そんな素晴らしいストレス解消に

気がついてしまい実行しているわけですが、この場合「何か食べる」というのが

最大のイベントになるわけです。

何処かの有名な定食屋さんなどを目指した場合それはそれで十分なイベント

となるわけですが、家から持って行ったおにぎりを食べて水筒のお茶を飲んで

帰ってくるなどと言うのは、最初はいい物のだんだん飽きてくる。

次のステップとしてストーブ(愛用のオプティマス123)を持参し現地でお湯を

沸かしその場でカップラーメンを食べ珈琲を楽しんで帰ってくるとなり、それが

エスカレートし「カップラーメンじゃなくてインスタントラーメン」となり、そこに

トッピングとしてこれまた持参した唐揚げやタマゴなどを載せる。

こうなってくると「後一品欲しいなぁ。出来れば暖かい物がいいなぁ」それに

そう言う副菜が有るなら「ノンアルコールビールも飲んじゃおうかな」ってなる

のは致し方ないことなのではないかと思うんです。

で、ラーメン茹でた後にそれを食べながらソーセージを炒めたり、或いは砂肝

炒めつつノンアルコールビールを飲むなら問題ないのですが、僕としては

ラーメン茹でている間に何か暖かい物をつまみながらノンアルコールビール

飲みたいわけです。

ただ先に副菜を作ってそれからラーメンのための湯を沸かすと、既にノンアル

飲み終わってなんだか間が開いちゃうわけですよ。なので一方で湯を沸かし

もう一方でソーセージなどを炒められれば最高。つまりストーブがもう一台

有るとぐっと料理の幅が広がるし時間も短縮できるわけです。

・・・・が、もう一つストーブを購入するなんて事を進言した日にゃぁ「一つある

のになんでもう一個なんて贅沢なこと言ってんだ!」と言う家庭内裁判もの

ですし、それ以前に僕の財布が許してくれません。

で、・・・・・・・・作っちゃった・・・・。

前から気になっていたんですよね、空き缶のアルコールストーブ。

でもなんだか火力は弱そうだし第一格好悪いジャンと思って敬遠していた訳

ですが、背に腹は替えられません。

作り方はいろいろなところに乗っているので割愛させていただいて・・・・・・

できあがったのがこれです!!





思った以上に簡単に作れました。

最初まともに使うつもりではなく「とりあえず作ってみようかな」という軽い気持ち

で作りました。何しろ材料費ただだし。

本当に一銭もかかってないんですよ。僕が飲み終わったキリンの氷結無糖レモン

の空き缶だけしか使ってないですから。「いやお前、無糖レモンは買ったんだろ?

それはただじゃねぇだろう!」と言いがかりを付けてくる人がいらっしゃるなら、

「だったら空き缶なんて拾ってくりゃぁええんじゃろうがゴルァ!」と言わせて

頂きます。

でですね、できあがった空き缶ストーブにアルコールをちょろりちょろりとたらして

チャッカマンで点火。

・・・・・やっぱあれっすね、なんて言うか「弱々しい」。僕のオプティマスなんて

夜点火したら隣のテントの人が起きてきそうな程ゴーゴーとけたたましい音で

燃えますがこちらなんの音もしない。何より危ないと思ったのが火が見えない。

ついてるかついてないか分かんないんですよ!でも手をかざすとちゃんと熱い。

オプティマスより遥かに時間はかかりますがちゃんとお湯が沸きます。

それに空き缶製だからペッコペコでパッキングしたらつぶれちゃうんじゃないの?

と思いましたが缶が2枚重ねになっているせいか思いのほか丈夫です。

それにまぁ、多少へ込んでも使えるし。なのでこいつでインスタントラーメンを

茹でつつ、オプティマスでつまみを作ればいいんです。逆にこの「時間がかかる」

ってのがメリットになりますよ。ゆっくりノンアル楽しむ時間が出来ますから。

いやいい、いいですよ空き缶ストーブ。

さて、もうおわかりでしょうがこうなるとさっき自分がいい加減に作った作品が

許せません。「もっと真面目に作れば良かった」となるわけです。

何しろまずは「お試し」で作ったから内壁がちゃんとしていないせいか本燃焼

の時に穴からちゃんと炎が出なかったりするし、穴も適当に開けちゃったから

なんだかねぇ・・・。ガラだってもっとカッコイイ缶を使えばビジュアル的にもまた

違った良さが見いだせるだろうし、もしかしたら本燃焼の時に炎が出る穴の

配列や大きさで効率が変わるかも!等と考え出したら・・・・。

・・・・・・・どっぷりはまりました。いやはや、最近の子供達の言葉で言うと「沼」

っていうのでしょうか。こりゃたまらんですよ。

ドンだけ失敗しようが全く財布は傷まないからいろんな事にチャレンジできる。

それに綺麗に作れるようになるための練習だって出来る。

綺麗に作れるようになったら使う缶の柄を吟味してかっこいいの作りたい。

いや、本当に最高!

こりゃ暫く空き缶ストーブ作りが続くな・・・。

一つ問題は、失敗作や気に入らない物もなんだか愛着がわいちゃってポイッと

簡単に捨てられないこと。

でもね、心を鬼にして捨てちゃわないとドンドン増えちゃいますからね。

とにかくこれは非常にいいですよ。皆さんも是非試してみることをお勧めします。