薪ストーブは最高!

薪ストーブと聞いて、どんな物を思い出しますか?

我が家の冬の暖房は完全に薪ストーブに依存しているわけですが、薪ストーブ

やってますと言うと殆どの人が「暖炉いいですね」と返してくれます。

違うんですよ!暖炉ではありません。「薪ストーブ」です。





冬の夜の薪ストーブ稼働中の写真です。

暖炉との根本的な違いは、暖炉は煙突のしたで薪を燃やしているだけなので、

その炎の直接的な熱しか享受することが出来ないのに対し、薪ストーブは

ストーブの中で薪を燃やし、ストーブを300度程度の発熱体として暖をとる

事が出来るため、効率(暖かさ)が全く違います。

言うならば、暖炉というのは炎を見て楽しみ、付帯的要素として薪が燃える

炎の暖かさを味わえると言うのに対して、薪ストーブは「暖房としての機能」

が先に来て、付帯的要素として中で燃えている炎が見える、と言うとわかり

やすいかも知れません。

事の発端は田舎暮らしを始めるに際し、嫁さんが「薪ストーブを入れたい」と

言い出したことに始まります。

いきなりり誰も知り合いのいない田舎に引っ張り込んでしまったわけですから

僕としては多少の我が儘を聞かざるを得ない状況だったため、「うーん」などと

言いつつ「これはやるしかないかも知れないな」と有る程度腹をくくりつつ、

「遠赤外線だから家中が暖まる」とか「炎には癒しの効果がある」等という

嫁のプレゼンを、半ば上の空で聞いてました。

しかしそのプレゼンも回数を増し、考えてみれば田舎でしかできないことを

満喫してみてもいいかもしれないなと言う思いもあり、購入を決意。

結果は、実際入れてみるとこれが最高。

田舎暮らしの人は良く分かっていると思いますが、冬にエアコンの暖房や、

石油ファンヒーターを使うと「その暖房器具がある部屋」は暖かくなりますが

廊下に出るとものすごい温度差を感じること、ありますね?

或いは換気をしようと窓を開けるとせっかく暖まった部屋が一気に寒くなるとか。

薪ストーブにするとその悩み、一気に解消です。

うちは35坪ぐらいの木造2階建て。1階リビングにストーブを置き、まっすぐ上に

煙突を伸ばしています。更にストーブの対角線上反対側に2階に上がる階段が

有るので、家中のドアを開け放しておくと暖気が2階に上がり、本当に家中

暖かくなります。なので、ストーブを入れてからと言うもの、暖房器具はほとんど

これだけ。殆どというのは2階北側の書斎だけは寒いことがあるのでたまに

エアコンのヒーターを入れるぐらい。本当にそれだけです。

北海道など外は寒いのに室内は大変暖かい・・・と言うか暑い事がありますが

そんな風にはなりません。だから冬でもTシャツ短パン、裸で部屋を走り回る

様な人は要注意。でもスウェットやフリースの上下を着ていれば十分です。

ただ、電気製品の様にスイッチポンというわけにはいきません。

燃料(つまり薪ですね)の調達は非常に苦労したりします・・・が、僕は

薪ストーブを入れて良かったと思います。

これから薪ストーブの事についてぼちぼち書いていきますので、もしご興味の

有る方はよろしくお願いいたします。