テレ朝の玉川徹という人が安田純平のことを「英雄として迎えないでどうするんですか?」

と言うことをいったとか言わなかったとかで話題になっていますが、「テロ朝」と言われる

テレビ朝日の解説員としては100点の反応じゃないかと思います。

だって「テレビ朝日」ですよ。そろそろ私たちは「日本の民放は馬鹿しかいないんだ」と

認識し、そう言う人たちが「どんな愚かなことを言うか」を楽しんでもいい時期に来ている

のではないかと思います。テレビしかない時代ならいそれで世論誘導出来たかも知れ

ませんが、今はバカをさらけ出すだけじゃないですか。

さて、では安田純平が英雄か否かですが、僕は「断じて英雄などではない」と断言します。

理由は「大きな騒ぎを起こし、なおかつ助けて貰って帰ってきた」からです。

僕は戦場ジャーナリストという職業の方を大変尊敬しています。もっと正確に言うと、95%

の純然たる尊敬と、5%の「馬鹿なんじゃないの?」と言う軽蔑を持って見ています。

95%の部分ですが、彼らは闇に葬られがちな戦場での悲惨な事実を、自分の命を賭けて

(あくまでも「命がけ」であって「命を犠牲にする」ではない)明るみに出すわけです。

これほど特殊で尊く、そしてまた愚かな職業が有るでしょうか?

それがいかなるモノであれ、危険に自ら近づくというのは全て「自己責任」だと思います。

場合によったら「危険であるが故に稼げる」事もあるわけですが、戦場ジャーナリストの

方々は「そこに埋もれる事実を暴き出す」という理念が何者にも勝っているからこそ

成り立つ職業なのではないかと思うのです。場合によったら「自分の命より」も。

それ故にそう言った戦場ジャーナリストの方々が世に放つ写真には、他の写真家では

絶対にまねできない「迫力」や「生々しさ」があったりするのではないでしょうか。

そう言った「彼らにしかできない仕事」を評価しての点数です。

5%については「僕だったらお金を積まれ立っていきたくないような所に良く行くなぁ。

ものすごい理念に燃えている人なのか、若しくは「馬鹿なんじゃないの?」と言う5%

ここでいきなり「池田純平氏は英雄などではない」という本題に入ります。

僕が彼を評価しない最大の理由は「助け出された後の態度」です。

皆さんがどう思われるか分かりませんが、僕には彼の態度が「こっちは助けて欲しいなど

と言っていない。そっちが勝手に助けたんだ」といいたげな様に見えます。

人質となり、多くの人に迷惑をかけて救出された場合、一般的な常識や節度、或いは

「責任感」のある人であるならば「迷惑をかけて申し訳ない」という態度になるのではない

かと思うんです。

理由は簡単で、有能且つ責任感がある人であるならば、「自分がどんな状況か」という

事を把握しているはずです。

ましてや渡航を考え直すように言われている中で、あえてそこに行くのであれば自己責任

であるのは当然であり、その責任とは「何であるか」が理解できていなければいけません。

この場合彼に科せられる責任とは、自分の目的を達成し「無事に」、「自力で」帰国し

誰にも迷惑をかけないことです。

偉そうに「自己責任」とか言っていますが、「責任」というのは「人に迷惑をかけないこと」が

最大の条件なのだと僕は思っています。

彼の場合は拘束され「ニュースになった」時点で、既に多くの人に迷惑をかけています。

最終的に開放されるまで、間違いなく日本政府は彼のために時間を割かれていますし、

まだ正確な情報がないから何とも言えませんが「他国」も彼の開放のために尽力して

くれた人がいるのではないかと思います。

こういったことについて「迷惑をかけてしまった」「自分の責任だ」と思えない時点で、

「責任」を語れるほど立派な人間で無いどころか「至極幼稚」であると言い切れます。

「事故して死んだって俺の責任だからいいんだよ!」と言って飲酒運転をする人がいたと

します。で、実際に事故を起こしその人が死んだとしましょう。一体誰が壊れた車を片付け

るんでしょう?或いは人のものを壊してしまったり、ましてや誰かを傷つけたり殺して

しまったらどうするつもりなのでしょう?

こういう人というのは「責任を果たす」事などさらさら考えていないどころか「責任が何か」

すら分かっていない単なる馬鹿なわけです。まぁ「責任」と言うことが分からないからこそ

そう言う台詞が吐けるのかも知れませんが・・・・・。

いずれにしろ責任を語れる人間というのは「事故を起こしてしまうリスク」を理解して、

「飲酒運転など絶対にしない」人だと思うのです。

もし彼が至極反省し、しょんぼりして「ご迷惑をかけて申し訳ない」と言って帰ってきたので

あれば、その後の彼の発することは価値があるモノになったかも知れません。

しかしこれだけ幼稚な人が発する言葉に、もう価値は無いのではないかと思います。

ですから僕はテレビでも新聞でも、もう一切安田純平氏のことは取り上げなくていいと

思います。

所で彼は何故「韓国人だ」と言ったのでしょうか?

彼がその理由を説明していますが、一つも納得いかないどころか矛盾だらけです。

更に言えば彼のこれまでの発言と説明も矛盾だらけ。

そもそもそれほど過酷な状況にいた人が、何故傷一つ無い状態で開放されたのか?

傷一つ無いのはいいとして、「全くやつれた様子がない」事に対しては多大なる疑問を

抱きます。1m×1.5mのスペースに押し込まれ、一切身動きすることを許されない状況

というのは人間にとって大変過酷な状況だと思います。

1時間でいいので試して貰えば分かると思いますが、筋肉は萎縮し、関節は固まり、

その後は立ち上がることも困難になるはずです。

となれば当然「精神的」にも多大なダメージがあるはずで、あれほど血色のいい顔色と

健康的な体型を維持できるはずがないのではないかと思うのです。

一部ネットでは「安田純平は在日韓国人であり、日本から渡航を自粛するよう言われて

パスポートを取り上げられていたため、韓国のパスポートで入国した」という記述があった

と聞きました。これが事実であるかどうかは分かりませんが、僕の中では最も納得のいく

説明だなと思いました。

まぁ、ネットにおいて「フェイクニュース」を作るような人は、事実よりももっと信憑性の有る

物語を作りますし、そう言う誘導も出来るわけですからそれを鵜呑みにすることは出来ない

とおもいます。

しかし、彼が「救出された後の態度」というのは誰もが目にしている事実です。

その事実を受け、それぞれがもたれる感情や考えというのは千差万別だと思いますが、

ぼくはこの安田純平という人は全く持って幼稚で責任感のない人であり、匹夫の勇と

本当の度胸の違いすら分からない「迷惑な愚か者」であると思いました。

と言うわけで「安田純平は断じて英雄などではない」し、そう扱おうとする人もまた、責任と

言うものを理解できない愚かな人なのだと思います。











安田純平は断じて英雄などではない