オリンピックはまだ無理だ

ここに書くべきかどうか迷ったんですが、4年間をスポーツに捧げた選手達の事を

思うと居ても立ってもいられず書くことにしました。

オリンピックというのは言わずと知れた4年に一度行われる平和とスポーツの祭典

です。

4年に一度と言うことは、そこを目指す選手にとっては本当にいろいろなものを犠牲に

して自分を高めていく訳です。4年という歳月をかけて。

そういうことを当然開催国も理解すべきですし、理解しているのであれば参加

する選手達に「公平、公正な判定」「100%実力が出し切れる環境」「思い出に残る

シチュエーション」を用意すべく全力を尽くすのが当たり前だと言うことです。

しかし今回の平昌オリンピックは初っぱなから北朝鮮に政治利用され引っかき回され

まくっており、まず最初に必死に努力してきた韓国人アイスホッケーチームに国から

悪魔の判断がなされました。韓国のアイスホッケーチームを北朝鮮との合同チーム

にするというのです。これまで監督も選手達も必死に頑張ってきたのでしょう。

代表に入れた人は心底喜びつつ更に自分の技に磨きをかけるべく練習に打ち込む

事でしょう。しかし「合同チーム」となると言うことは、韓国チームとして出場出来る

メンバーが少なくなると言うことです。選手にとってこれほど納得できないことが

あるでしょうか。監督だってどの選手をどうやって配置し、どのような戦術をとるか

必死で考えていたでしょうに、それも全て無駄になるわけです。

この判断をした韓国政府は「韓国ホッケーチームはどうせメダルはねらえないから

北朝鮮との融和ムードを造るための政治の道具にしてやろう」と思ったわけです。

選手達は本当に可哀想としか言いようがありません。

開幕前からこの有様、開幕してからも悲惨な状況はあちこちで生まれています。

選手のみならずそれを観覧する観客も、会場への移動手段に不備があったり、会場

自体が酷寒の地にあるにもかかわらずその対策がなされていなかったり、

そして競技が始まれば、ジャンプの選手が強風の中防寒設備もない吹きさらしの

中で待たされたり、或いは強風の中とばされて殆どの選手が演技はもちろん着地

すらまともに出来なかったり。

選手がそのパフォーマンスを全て発揮できる環境を全く整えていないのです。

フィギュアでは相変わらずの疑惑の採点があり世界中から批判がわき起こったりと

これまでのオリンピックで一番「平和とスポーツ(マンシップ)」から遠い大会となって

しまったと言い切って良いでしょう。

思うに韓国というのは国も国民も世界の舞台に立つ事は愚か、世界の人たちと会話を

するための準備があらゆる面で出来ていないのだと思います。

今回始まる以前から、世界中から「本当に平昌でオリンピックが出来るのか?」

と言う意見が出ていました。当初は技術的な面、金銭的な面であったわけですが、

それが段々と「モラル」やら「意義に対する理解」の面まで言及されるようになって

います。

スポーツマンシップと言う言葉があります。例えば本来相手にポイントが入るべき

所を審判などが間違えて自分にポイントを入れてしまった場合など、黙っていれば

自分のポイントとなる訳ですが、本人があえて審判の間違いを指摘し、自分のポイント

を返上した場合などに「スポーツマンシップに則って、フェアプレーに徹してる」として

賞賛されたりするわけですが、スポーツマンというのは元々「強くなろうと思って」その

スポーツをやっているわけです。

ですから本気でそのスポーツと向き合っている選手にしてみれば、「間違って自分に

入ったポイント」など、うれしくも何ともないわけです。

要するにスポーツマンにとって本当に欲しているのは「真の強さ」であり、金で買ったり

間違って入ったりたポイントによる「順位」等なんの価値もないわけです。

しかし真の強さよりも見てくれの順位が欲しい人たちがいます。韓国人です。

いろいろなスポーツで行われた韓国の不正行為と、不正によってえられた順位で

有るにもかかわらず本気で喜ぶ韓国選手を見ていると本気で「まだまだオリンピックを

開催できるレベルにある国じゃないな」と心から思います。

今回の平昌オリンピックを見ていて思うのですが、平和とスポーツの祭典である

オリンピックの本当の意味を理解できない韓国は、国も国民もきっと今回の

「オリンピックは成功だった」と思うのでしょう。

本質的な物を求めることを知らない韓国政府と国民は「オリンピックを開催して、各国

の選手に満足してもらえた」と言うことよりも「オリンピックを開いた」という名目だけ

欲しかったに違い有りません。「ウリ達はオリンピックの開催国ニダ!」そういって、

更に「そう思って」胸を張ることでしょう。

韓国という国は元々自分たちが努力発展することよりも、人に嫌がらせをしたり、人の

足を引っ張ることを重視し、それに満足と快感を覚える民俗なようですからそれは

それでいいでしょう。でも選手達は(韓国の選手も含めて)本当に災難だったと

心から思います。

韓国はオリンピックを開催できるような国じゃなかった。そんなこと最初から分かって

いたのに、そこでオリンピックを開くという判断をしたのはIOCです。

僕は今回せめられるべきは「韓国」ではなくてそこでオリンピックが出来ると判断した

「国際オリンピック委員会」こそ無能の極みだと思いますし、不要な(若しくは全面的な

刷新が必要な)組織なのではないかと強く思っています。

完全に北朝鮮に政治利用され、選手達にはまともなステージも提供できず、観客への

配慮も全くない上に自国内の盛り上がりもない。

これほど意味もおもしろみもなく選手と観客を無視したくだらないオリンピックは今まで

なかったでしょう。

韓国はオリンピックを開催するにはまだまだ早すぎたし、では時間がたてばオリンピック

を開催できるほど成熟した国になるかと言えば、それもまた無理でしょう。

そんな国で開催される事になったオリンピックに参加せざるをえなかった選手達が

可哀想でなりません。