一度ベンツに乗らせて貰って以来、車はベンツがいいと思い続けて来ました。

理由は「乗りやすい」。これにつきます。

僕が乗ったのはＳボディというでかいやつだったのですが、ハンドルがとても

良く切れて、国産車だと苦労するＵターンも簡単にこなし、でかいボディにも

関わらずスイスイ。日本車は絶対にドイツ車には勝てないな・・・と思い続け

数十年。その間ベンツが買えるはずもなくうだうだしていたわけですが、ある時

車屋をやっている友人が「クラウンの出物が有るのだけど買わないか」といって

きました。１５０系と言われるやつで、最後の直６だったんじゃないかと思いますが

おじいさんが乗っていて免許返納に際して廃車にするとかで、程度極上、値段

はただみたいな物だったので購入。

・・・・・最高でしたね。「あぁ、国産車をバカにして済みません」と心から謝罪しま

したよ。僕が乗っていた車が安物ばかりだっただけで、お金を出せばこんなに

素晴らしい日本製の車が手に入るんだと。（今回はお金出してないですが）

それからと言う物、「日本車ならクラウンが最高だ」と思っているんです・・・・が

僕の１５０系も走行距離３０万キロに近づき、エンジンは調子がいいものの、

あちこちガタが出始めました。ファミリアならいいですが、クラウンでボロボロの

車をつぎはぎで直して乗るのはちょっと・・・・で買い換えを検討したのですが

当時トヨタ渾身の作で有るはずのゼロクラウン。何とも形が気に入りません。

クラウンというのはどっしりと角張って野暮ったいのがいいのに、何とも丸っこいし

威厳がない。アスリートシリーズは元々眼中になかったのですがロイヤルサルーン

がこれでは（時々クラウンは丸っこくて安っぽくなります）・・・、と躊躇していたんで

すが、１５０系がいよいよあちこちダメになり始め、お金をかけて直そうかと腹を

括り始めたその時、またもや程度極上、格安のゼロクラウンの出物が・・・。

価格の魅力はデザインの不満を一気に解消しゼロクラウンを購入。

・・・・・・・・。乗ってみると最高ですよ、やっぱり。

基本的にクラウンからクラウンへの乗り換えなので「新しい車になった」という以外

これと言ってウキウキするところは無いのですが、何に一番驚いたかというとその

燃費の良さです。町中で１３キロ。高速道路を８０キロ程度で流しているとなんと

リッター２０キロ走ります。





これが証拠写真。

いやはや驚きます。前のやつは高速で燃費トライアルバリの８０キロ低速走行で

１０キロぐらい。町中は７ぐらいだったですから。そこいくとゼロクラウンは素晴らしい

１４０キロ巡航でも、無駄なアクセルの開け閉めさえしなければ１５キロ。

技術の進歩って凄い。

それに足回りやらなにやら、非常に良くなってます。

進歩していると表現するより「煮詰まってきている」と言った方がしっくり来ます。

相変わらずハンドルも良く切れるし、言うこと無しです。

そのゼロクラウンも軽く２０万キロ越えです。

そろそろ新しいクラウンに買い換えを検討する時期ですね。

考えてみたら僕は中古で買って乗りつぶすパターンですから、新車の必要は

あまりないんですね。低走行の極上車をお値打ち価格で買うのがあっています。

あぁ、試乗車や展示車の安いの、出てこないかな。

・・・・・というか、なんでクラウンって新型が出るたびに「気に入らない」と思わせる

変化を遂げるんでしょう？気に入らないのは形だけなんですよ。

車の形って乗っている本人には見えないからいいっちゃぁいいんですが、

それでもかっこいい方が「かわいがれる」んだけどなぁ・・・。

まぁ、形は多少がマンするとして「トヨタのクラウン」で有ることだけは守り通して

戴きたい。いくら良い車であってもあのロッテリアみたいなマークのレクサスには

絶対乗る気無いですから。レクサスなんかにならないでね。

ロッテもロッテリアも大嫌い。絶対に入らないし買わない。だからせめて「トヨタの

クラウン」で有り続けてくださいね。

（レクサスはロッテともロッテリアとも関係ないのにとばっちりですね。

まぁ、教えない、助けない、関わらないが基本の国の物に間違われないよう

注意した方がいいと言うことで）


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