２０１８年６月２５日に発売になった、最新型クラウンの試乗に行ってきました。

話したいことは沢山あれど、まず試乗した直後僕が何をしたかから書きますね。

「今乗っているゼロクラウンの全塗装と各部のリフレッシュ（劣化部品の総取替）を

オーダーしました」。

そうですね、主文後回しってのは死刑に決まってるんです。新型クラウン死刑。

たかだかディーラーの試乗ですから大したことは分かりません。でもまずエンジンの

スタータースイッチを押しても何も音がしないってのがいやです。

ハイブリッドだから仕方がないんです。でもいやです。

これまでプリウスやらアクアと言ったハイブリッド車に乗ったことがありますがどれも

これも全く好きになれないどころか、乗れば乗るほどハイブリッドが嫌いになる僕。

その中においてはエンジンとモーターの切替が比較的スムーズで違和感が無く

流石クラウンと言いたいところですが、エコカーじゃあるまいし、なんだか乗っていて

全然わくわくしない。

ボディーの剛性感（低速だけですが）とか、ステアリングのしっかり感はすごくいい。

だけどやっぱりハイブリッドなんですよね。これならひと思いに電気自動車に

しちまえばいいのにって思います。

大体タコメーターらしき物はあるんですが、回転数が振ってないんですよ。

えぇ、えぇ、一応動きますよ、タコメーターみたいに。でも回転数が振って無くて

パワーだとかエコだとか書いてある。なんじゃそれってんですよ！！

アクセルを踏み込んだ時のフィーリングはまさしくエコカーのそれで、おそらく普通の

オートマティックトランスミッションじゃなくてＣＶＴとかいうやつなんでしょうね。

ブーンと言いつつ一定の回転まで回転数が上昇し、それを保持する。

アクセルを踏んだときにその踏みシロに応じてエンジンの回転数が上がっていく

感覚は皆無。

まぁようは高級エコカーですよ。

いや、時代がそれを求めているのは分かります。それに腐ってもクラウン、やはり

細々とした作りはしっかりしていると思います。でも「全く欲しくない」。

おそらくこれからはこういう車ばかりになるでしょう。

でも、だったらもう少し待った方がいいような気がします。

理由は「安全装備も自動運転装備も全て中途半端」だからです。

エコに振ったハイブリッド車で有るならば、もうドライビングの楽しさなんて二の次

な訳ですから、だったら徹底的に楽であって欲しい。

ですがクラウンは車線逸脱を知らせてクレはするものの、自分で車線をキープする

事はしない。クルーズコントロールも勝手に車間距離を保ってくれるようですが

渋滞の時に勝手にゴーストップしてくれる訳じゃない。

だったらもう少し待って、せめて「渋滞の時は勝手に動かしてくれる」装備が付くまで

待つべきですね。

確かに新しいクラウンは進化していると思います。いろいろなところも改良されて

成熟度を増しているでしょう。でも僕にとっては、オーナーカーとして持つ喜びのみ

ならず、ドライビングする喜びを提供してくれる車では無くなりました。

ちなみにドライビングの喜びって、峠を攻めたりとかじゃないですよ。乗っていて

普通のファミリーカーとは明らかに違うしなやかでジェントルな足回りとか、

なめらかに回転が上がりつつ上品に出力を上げてくるエンジンとか、なんというか

そういう奴です。

フロントグラスにスピードだけでなくその道の制限速度まで表示されたりする

ギミックがあったりしますが、だからなんだ！

最新型クラウンは「単なる高価なエコカー」です（エコも中途半端だし）。

これは自動運転が付くまで買うのは待とう、と言うのが僕の結論です。

（そうなればもう好みもクソもなく「楽な高級車」として割り切れますから）

蛇足ではありますが、ディーラーの人がＲＳとか言うタイプをやたら勧めてきました。

これは昔で言うアスリートの位置づけらしいのですが、僕はアスリート嫌いです。

アスリートは足回りがいいという人もいますが僕はあのバカヤンキーみたいな風体が

いやなんです。

ですが、担当者がそのグレードを勧める理由が足回りなどではなく、なんとなんと

「これだと流れるウインカーになります！」ですと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一番いらんわい！そんなモン。



※ちなみに２０００ｃｃのターボは結構いいという話を聞きました。

　こちらはタコメーターも付いているようですし、トランスミッションも普通のオート

　マティックみたいですね（本当はどうなんだろう？後でカタログを見てみよう）。

　とりあえずそちらも試乗してみたいと思うのですが、２．５のハイブリッドは・・・・。