CT110を戴きました。

                                                    
CT110と言うバイクをご存知でしょうか?

一言で言ってしまうと、皆さんよくご存知なスーパーカブの亜種です。

基本的コンポーネントはスーパーカブと同じだと思うのですが、レッグシールドが無く

フロントサスペンションはテレスコピック。エンジンは110ccで、主にオーストラリアの

牧場などで使われる目的で作られているとかいないとか。

最近このハンターカブがリバイバルされたのを期に俄然旧型も見直され、それまで

10万円するかしないかだった中古車価格が20万円から30万円越え(程度がよい物

だと50万を超える物まで出ている!!)のバブリー平野ノラ状態ですよ。

僕的にこのハンターカブの価値を考えると、まぁ20万円ってとこでしょうか。

いくら何でも50万円なんてぼったくりすぎ(確かにそのプライスタグが付いていたのは

NOSのオリジナルパーツなどでぴかぴかにレストアした新車同様だったけど)だと

思うんですが、それでも欲しい人・・・と言うかそんなお金を出せる人ってのがいる

んですねぇ・・・・・。

さて、そんな希少価値がありただ今値上がり続行中のハンターカブ。先輩が乗って

いるのは知っていたのですがいきなり「お前あれ貰ってくれない?」と言い出しました。

もちろん二つ返事で「是非戴きます!!」とは言ったものの、売ればお金になるのは

分かっていたので「これ、売れば20万円以上になりますよ」とお伝えしたんですが、

知らない人に20万ばっかりで持って行かれるなら知ってる奴に大切に乗ってもらい

たいということでした。合点承知の助。そう言うことなら大切に乗らせていただきます。

というわけで、とりあえず貰って来たはいいけれど、雨ざらしで数年間放置されていた

のでどんな状態かさっぱり分からない。外観上はウインカーやミラーなどが破損して

いるんですが、そんな物はいくらでもどうにでもなりますから問題は内燃機です。

オイルを入れ替え、プラグを変えてそーっとキックしつつオイルを行き渡らせ、頃合いを

見てキーをまわしてキック。ポロロロロロロ・・・あぁ、キック3発で見事に息を吹き返す

この「カブ魂」。素晴らしい。吹け無かったりアイドリングしないのはキャブのせいだと

思うので、その辺はこれからじっくり手入れしていきたいと思います。

あぁ、ハンターカブ。これからこのバイクの再生やら何やらについてインプレッション

していきたいと思いますが、このバイクを前にして僕は強く思いました。

「僕はこのバイクすごく好きだ」

かねてから「今後一台しかバイクを持っちゃいけない」と言われたら迷わず「スーパー

カブを選ぶ」と公言しておりますが、このバイクを見ると本当に「一生つきあえる友」

という感じがひしひしします。あぁ、いいバイクに巡り会ったな、俺。おめでとう。