ビーコムSB6X

最近のバイクグッズの進化って凄くって、ナビやら電熱防寒着に始まって、夏のクール

アイテムも至極充実。昔からバイクに乗っているととりあえず防寒着なども持っているから

それで間に合わせていたんですが、最近グリップヒーターが付いているバイクに乗ったら

これが暖かいのなんの。きっと電熱ジャケットやパンツを使えば冬のライディングもきっと

寒さに耐えて体が硬直するなんて事ないんでしょうね。・・・等と書いておりますが、実は

そういう物をバカにしていたんです。でも使ってみるとその良さが分かる。

と言うわけで僕もかいました。いや、電熱シリーズじゃなくてビーコムって言うインカムを。

結構前からインカムを使っている人って結構いましたが、ヘルメットに付けるあの本体が

どうしてもかっこ悪いしなんか嫌だったので横目で見つつ無視しておりましたが、友人が

本格的にバイクにはまり一緒に走ることが多くなったので「まずは」と。

ちなみにビーコムSB6Xはハイエンド機種でものすごく高い。一台1万円ちょっとで売って

いるものもあるのにこいつは3万7千円ぐらいしますからね。でも安物を買って結局買い

直しをするぐらいだったら最初からちゃんとした物を買った方がいいと言うことで、ペアの

モノを買い少し節約。さて使ってみた感想ですが、・・・・・いいですね。いい。

声がものすごくクリアに聞こえるとか、携帯の音楽やナビを聞きながらでも会話が出来る

とか素晴らしい点は多々あるも、何より「バイクに乗りながら会話が出来る」というこの

異次元の便利さと喜びはたまらんです。これまでは信号で止まったときや、場合によって

は併走をしながらシールドを開け怒鳴りあってコミュニケーション(それでも良く聞こえない)

をとっていたのに、普通に喋るだけで会話が出来るんですよ。

「おい、今反対側通っていたバイク見た?スゲーかっこよくなかった?」とか「ちょっとさ、

そろそろ御叱呼したいからパーキング入っていい?」とか。極めつけは「あれ?これどっち

行ったらいいんだっけ?」等進路の確認もタイムリー。

ただただ走り続けているだけでも途中でコミュニケーションをとり続けられるから、遊んだ

という感じが更にまします。いや、もっと早く買えば良かった。ちなみに僕が購入したこの

SB6Xというのはビーコムの中でもハイエンド機種です。ただ音楽を聴くだけのモデルや

もっと廉価なモデルもあるようですが、もしこれからインカムを購入する予定がある人が

いるならばこのSB6Xを強くお勧めします。と言うのも、この機種で最も気に入っている

機能が「自動復帰(と言うのでしょうか?)」です。通常インカムは使い始めるときにまず

ペアリングという作業を行います。これは「一緒に通話する人通しを固定する」ためのもの

で、アマチュア無線のように同じ周波数で話している人がいると会話に割り込んでしまう

と言った事を防ぐための物なんですが、走っていて距離が開いてしまい会話(というか

通信)がとぎれてしまった場合など、再び集まってペアリングをする必要があります。

安い機種などはほぼ間違いなく「ペアリングのやり直し」をする必要があるため、実際

高速道路や町中の信号待ちなどで通話がとぎれると、再びとまってペアリングのやり直し

をする必要があります。でも実際はそうやって会話がとぎれるほど離れてしまったときこそ

無線でやりとりをする必要があるわけです。そこでこのビーコムSB6X。こいつは距離が

通信圏内になると自動で復帰してくれるのです。これは便利!!

ちなみにビーコムは通信距離を1キロ以上としていますが、絶対にそんなに無いッスよ。

せいぜい数百メートルでしょう。だから案外接続がとぎれるんです。でもこれなら自動で

復帰してくれるので非常に便利。いやはや便利な時代になった物ですね。

電熱ジャケットにもチャレンジしてみようかな。ちなみにですが、夏の装備については既に

「パンチングレザージャケット」を買ってしまいました。革ジャンに小さな穴が沢山あいて

いるだけの代物ですが、これがまたものすごい効果なんですよ。ハッキリ言って「涼しい」

です。これまで「走ってさえいれば何とかなるよ」と普通のダブルのライダースで頑張って

いましたが、最近の暑さは尋常じゃないので命を守るために・・・。結果これも大正解。

やはり「時代の流れ」に乗るってのも、そんなに悪くないことなのかも知れません。

あ、でも「電気バイク」はいやですよ。エンジンはガソリン爆発させてピストンを動かして

ナンボです。