捻挫<骨折<痛風(痛みについて)

僕はよく「痛みに強い」と言われます。

タトゥーを彫っていただくときも「ここはみんな痛がるのに、かなり強いですね」

と言われたり、事故にあって足首が砕けた時はそのままスクーターに乗って

帰ったし、他の事故で肋骨5本折って肩胛骨を含めた肩周りの骨が砕けた

時も自分で救急車に乗り込もうとしたり。この二つは病院に行きましたが、

これらの診察を受ける際、医者になど行ったこともない所が結構骨折して

いたりしました。肋骨と肩周りの骨を折ったときは手術が必要で入院したわけ

ですが、この辺りはギプスなど出来ないので見た目はどこも悪くないように

見えるわけです。とはいえ病院のベットに寝たきりになる。体がなまるのが

いやなので病院の階段を上り下りして体力維持などをしていると看護師さんが

「頑張りますね!」などとほめてくれるのもつかの間、僕のカルテを見てその

看護師さんが飛んできて「なにやってんですか!安静にして無くちゃダメじゃ

ないですか!」などと怒られる始末。怒られたあとに「よく立ってられますね」

と感心されたりするわけですが、僕にとって切り傷、擦り傷、骨折の痛みと

言うのは「耐えられる」痛みのようです。だから体を切られるような痛みの

タトゥーもへでもない。いや、もちろん痛いです。骨折も相当「我慢」してます。

だけど「耐えられるか耐えられないか」と言われると「耐えられる」んだと

思います。冒頭書いたように普通の人はそんな僕を見て「痛みに強い」と

思うでしょう。結果としてそうなんでしょう。ではなんでそう言う痛みにぼくが

耐えられるか。それは「何度も痛風の発作に見舞われているから」だと

思います。足に鉄骨が突き刺さるとか、あばらや肩周りの骨が砕けるとか

確かに「重傷」です。でもね、これ、痛風の痛みに比べるとまだまだ「甘い」

痛みなんですよ。痛さに耐える基準が痛風の発作までレベルアップすると

骨折なんてのは笑える程度の痛さです。タトゥー?膝の裏でも寝ちゃいます。

それほど痛風の痛さって凄いんですよ。これマジですよ。

ちなみにですが、骨折や裂傷などは「痛さの原因」が分かっているというのも

耐えやすい要素でしょう。更に言うと「そのうち直るだろ」というのがハッキリ

してるじゃないですか。何が言いたいかというと「怪我の痛さは耐えればいい」

んです。但し「病気の痛さ」ってのは僕は全然苦手です。

食あたりでお腹が痛くなるだけでとたんに弱気になります。足に鉄骨が

刺さったのを自分で引き抜いてその傷にマキロンを流し込める僕を知っている

友人は、たかが食あたりで真っ青になって全てのやる気を失う僕を見て

「意味が分からん」と言いますが、腹痛って「なんでいたいのか」の原因が

ハッキリしないじゃないですか。しかも「病気」ってのは傷と違って「ほって

置いて治るモノ」じゃない場合があります。だから怖いんです。

痛風は「病気」ではあるモノのその痛さや理由を熟知しています。

僕の中で痛さやその理由を熟知しているモノの中で最も痛いのが痛風の

発作が起きたときの痛みです。

皆さん、プリン体の取りすぎには注意しましょうね。

ちなみにですが、痛風は女性の出産に次ぐ痛みとか言われますよね。

僕も「どんな痛さなの?」とよく聞かれますので、ここでお答えいたします。

あなたは手の指にやけどを負ったことがありますか?或いは他の場所でも

いいですがおそらくやけどは指に負うのが一番いたいと思います。

(ちなみに皮がむけるくらいのやけどですよ。アチッて程度は含みません)

ジンジンジンジン、何もしていなくてもそこに心臓があるかの如く痛みが脳天

突き上げてきますでしょ?あれが足全体だと思ってください。

足のくるぶしまでを煮えたぎった油に突っ込んでしまい、皮がベロベロになり

ピンクの肉がむき出しになった位を想像してください。え?そんなの想像する

のもいやだって?そうでしょ、僕だっていやですよ!でもそのくらいの痛さ

なんですよ。風が吹いても痛いっての、想像できますでしょ?

風が吹いてもどころか「何もしていなくてもめちゃ痛い」んです。

よくスパイ映画や戦争映画で自白させたり秘密を吐かせるために残忍な

拷問するシーンがあったりするでしょ?あれね、何かを自白させたい相手に

毎日ビールやアンキモ、海老フライをたらふく食べさせてあげるといいんです。

ちなみに一番プリン体を含むのはクロレラみたいですからクロレラの錠剤を

毎日たんまり与えると・・・・。そして尿酸値が限界を超えて痛風の発作が

起きたらその時点で聞きたいことを聞いてみる。もし相手がそれでも喋らな

ければ、発作が起きているところ(大抵は足の親指だと思います)をまずは

軽く叩いてあげればいいんです。それでも口を割らなければそこを握って

見てください。絶対喋るから!!