アートクレイシルバー

僕ね、シルバーアクセサリーって結構好きなんですよね。

好きなだけあって、それなりにいろいろ持ってますが、あえて「自作」です。

そんなわけで早速東急ハンズに向かいました。

・・・・いや、凄いね、東急ハンズ。面白すぎて危うくアートクレイシルバーのこと、忘れる

所だったよ。

・・・・・・・・・・とりあえず前置きすっ飛ばしていきなり本題に入りますがね、僕が購入したのは

PMC3というやつ。内容量17.8g、完成重量16g。僕は薬指の太さが大体21号なんだけど

この指につける「カレッジリング」レベルの大きさの指輪が作れます。

その下は10グラムなんだけど、この量だと作れるのは単なる平打ちリング程度かな。

まぁ、平打ちリングを作って自分でせっせせっせと好きなガラを彫刻するのも一つかと

思ったんですが、そこはやはり「かっこいいスカル」とか、「メキシカンリング」っぽい

なにかとか、欲が出るわけです。で、16グラムのやつをチョイス。値段はね、大体

3千8百円程度だけど、これは銀の相場によって変わるみたいッスね。

要領としては、粘土状になっている銀粘土をとりだし、好きな形を作り、形が出来たら

良く乾燥させて表面処理をし、焼結。焼結は電気炉などを使ったりするらしいけど、

家庭用ガスコンロで十分。

というわけで、粘土のパックをぴりりとあけて、小さな銀粘土をとりだし、一生懸命練る。

この練りが甘いと中に空気が入ってしまったりして、焼結するとき爆発したりするらしい。

そんなのはイヤだから練り練りしていると、あっという間に乾いてボロボロになってくる。

正直もう「何か形を作る」等という事など考えられないほどボロボロになる。

「常にしめらせて」という注意書きがあるけれど、これが難しいんだよ。

すぐ乾くから、そばに水を加えるがごとく、水をちょっとかけてやる。するとなんだか妙に

ぬるぬるどろどろになって形を作るどころじゃない。

どうにもならないから焦って指輪の形に丸くしてとりあえず乾燥させ、乾燥してから全体に

あるひび割れなどを修正しつつ何とか形にして乾かして焼く。

・・・できた。とりあえず子供が粘土で作った指輪みたいな指輪(なんだこの説明)が出来た。

銀粘土は焼結すると縮むから、3から5号大きめに作るんだけど、どういう訳かこのサイズ

調整だけは上手くいってぴったり・・・なんだけど全くうれしくないし愛着もわかない。

できあがった作品の感想・・・「これぢゃない・・・。」

懲りずにふた袋目を買ってみた。同じ完成16gのやつ。

今度はちゃんと下準備&勉強して、手順や作るパーツの構成も考え設計図も書いた。

前回はたまたまサイズが上手くいったけど、今回は怖いので「これを使えば指輪のサイズは

縮みませんと言われ購入したセラミックの筒。こいつに指輪をまいて作れば、そのセラミックの

芯は縮まないので、希望のサイズで作れるとのこと。

今回は均一の厚さに伸ばすための秘密兵器(単なる板だけど)も買って、図面通りに

着実に作る。・・・上手くいった。見た目ばっちりだ。・・・が、焼結したら指輪がぶっちぎれた。

つまり「作品は縮みたがっている」が「セラミックの筒があって縮めない」から「弱い部分が

ちぎれ帳尻を合わせた」って事だろう。




・・・このありさま。

・・・ふざけんなよマジで。これまでに材料や道具で1万円近く使っているぢゃないか!

綺麗なリングの形を維持しつつも、台の部分でぶっちぎれてるでしょ。

つなぎ目を見えないところにしたかったから、台の下にしたわけです。そしたら

その部分の接続が甘く、焼結して縮む時に接合部がぶっちぎれたってわけ。

ちなみにアートクレイシルバーは焼結してしまうと、もうどうにもならないの・・・。

だけどさ、捨てるわけにも行かないから、後で少しずつたたいて形を作って

切れたところをろう付けしてみようかな。強度的にダメかな。

とりあえず道具も少し買っちゃったことだしこうなったら「気に入る物が出来る」まで

やってみるか。

というわけで、再び(これで三度)16g購入。

今回もちゃんと図面を書いて、パーツ構成や手順を理解し、更に粘土にさわるとき以外

しめらせた雑巾にくるみ湿度を保つ作戦。

大分うまくなりましたね。しかも今回は石なんか入れちゃってます。この石を載せる台は

一緒に焼結できるタイプで、焼結してから石を載せ、カシメて留めます。





何でもそうだけど、自作するとなると「あれもやりたいこれもやりたい」と欲が出ますよね。

だけど、アートクレイシルバーに関しては、最初は極力シンプル且つ簡単な物(デザイン)

から始めるのがお勧めですね。

本当はコツや手順など詳細に記したかったんですがね、そんな余裕あるか!!

だってあっという間に粘土が乾いて・・・・・という言い訳をするのは今回だけですから

是非許していただきたい。途中の写真はなんにもないし、細かい部分も作るのに必死すぎて

あんまり良く覚えてない有様。

次回はしっかりと写真を撮りつつ作業を進め、ポイントなど記載するよう心がけます。

とにかく一発目(と言いつつ粘土は3回購入)のアップなので、この辺で許してください!


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