いきなりですが、バイク歴５０年に迫ろうかという時になって初めて
バイクで転んで「骨折」しました。詳細はしょりますが、「もう年も年なので
プロテクターを！！」というわけで、上半身は「鎧武者」というアンダーウエア
タイプのものを購入したのですが、下半身はどうしてもパンツがきつくて
プロテクターを装着できない。で、新しく購入を検討したわけですが、どうも
好みの物がない。そんなことを思いつつ何となくヤフオクを眺めていると
何とも僕好みの革パンが！そいつがこれです
カドヤのクラッシュキングというモデルのようです。
カドヤといえばバイク乗りには定番中の定番、老舗中の老舗の革ジャンや
革ツナギ、或いはパンツにグローブ、ブーツにバックまでをサポートしてくれる
心強いメーカー。その昔欲しくて欲しくてしょうがなかったけれどおいそれとは
手が出せない高級品だった訳です。
革パンツといえば「黒一色」が多い中、このストライプはカッコイイ！しかも
膝のカップはもとより腰の革も二重になっており強化されている。これはいい！
ただ一つ難点が。「オーバーオールタイプ」とでも言うのでしょうか。フロントが
無いからオーバーオールではないのだと思いますが、背中側は大きくカバー
されておりパットが入っています。これ、本来だったらもの凄くメリットな訳です
が、僕既に上半身要のプロテクター、あるんです。なので背中の部分要らない。
因みに背中側はこんな感じ。
これはこれでめっちゃかっこいいですよね。もし上にパットなどが入っていない
ライダースを着て乗るときなど、安全面を考えても最高です。
でも僕要らない。もうあるから、背中のパット。
でもカッコイイ。こりゃもう買うしかないでしょ！ということでポチリました。
出品者様、大変良心的なお値段での出品ありがとうございます。
めでたく落札。そして手元にブツが届いて感動。やっぱりカドヤ製品は間違い
無いですよ。何ともしっかりした作りで、自分の年齢を考えると「一生使えるな」
ってなかんじです。それにやっぱりカッコイイ。このストライプ、最高です。
ケーズレザー（Ｋ’ＳＬＥＡＴＨＥＲ）って書いてありますね。これ、「Ｋ’」は当然
「カドヤ」のＫだと思いますが、韓国が大嫌いな僕としてはここが一番のマイナス
ポイントですね。ボーズにくけりゃ袈裟までなんとやらで「Ｋ」って響きが既に
嫌いというのは困った物です。でもまぁ、まともな日本人で韓国が好きな人は
いないでしょうからそこはお互い様（なにが！）です。
閑話休題。
手元に届いたクラッシュキング、着用してみると何ともピッタリ！サスペンダー
（というんでしょうかね？）のすとラップがテロテロになっていて使い物にならない
のでこいつは交換する必要があるわけですが、交換はしません。なぜなら・・・
「この部分はぶった切って普通のパンツスタイルにしようと思うから」です。
一瞬このまま使おうかとも思ったんですが、背中のプロテクターが二重になると
やはり体の動きに制約が出るし、何より着心地が悪い。トイレに行くときだって
こまるしね。だけどこのパンツはカッコイイ！というか俺好み！！
さて、パンツスタイルにするに当たって背中の部分を切り取るわけですが
ここ、外側のみならず内側にもなにやらパットが入っています。
果たしてこれ程の重装備、単純に切っただけではダメだろうというのは素人
の僕でも予想が付きます。じゃ、どうするか。
プロに頼みました。お願いしたのは山形の某レザーファクトリー。
大変素晴らしい会社で、本当はお名前書きたいのですが何らかのご迷惑が
かかるといけないので伏せますが、いや、対応、技術何をとっても大満足の
素晴らしい会社でした。・・・・にお願いして出来たのがこの状態。
見事に背中の要らない部分（すまぬ、脊椎パット達よ！！）が切り取られて
ますな。この部分もなんかもったいないなぁと思いつつ、「捨てました」。
だって絶対に使い道ないからね。でもサスペンダーのボタンに付く部分（なんて
言うのでしょうね？）は一応ベルトから取り外して保管してあります。
単体で見るとこんな感じです。かっこいいでしょ！！
ちょっとハーレーダビッドソン＆マルボロマンのハーレーが履いていたパンツ
っぽくてお気に入りです。真っ黒いパンツもいいですが、こういったワンポイント
があると強面のハーレー軍団と間違われずに済むからいいですね。
さて、これをはくのはどんなバイクに乗るときか？どんなバイクでもです。
ＦＴＲの時もＦＺＸの時も、ツーリングならカブにのるときだって履きますよ。
バイク乗りのウエアなんて使いこんであればあるほど偉いんです！
僕はリターンライダーではなく「ずっと現役、ただしちょっとインターバルあり」
なんですが、体型の変化によって以前革パンだけ新調したことがあります。で、
それを履いているときに使いこんだ革パンを履いた人を見たときのあのなんとも
言えない「ルーキー感」が・・・・。もっと言うと「負けた感」。
よし、この革パンも履き倒して迫力を出していくぜ！！