ペヤングニンニク味噌焼きそば

いきなりですがいいですか。僕もう二度とこういうゲテモノは買いたくありません。

(注!「買いません」じゃなくて「買いたくありません」ですからね!)

なんて言うんでしょうね、僕3食きっちり食べるんですよね。なのでそれぞれの

時間には「きっちりお腹が空く」んです。んでね、こういうゲテモノカップ麺を食べる

のに最も適した時間帯はお昼だと思うんです。なぜなら朝はちょっといくら何でも

だし、夜にカップ麺1コで満足できるはずがない。第一まずかったら「仕切り直し」

と称してしっかり一食分食べちゃうと思うんですね。なので「昼食」が最もいい・・・

というか、選択のの余地無く「食べるなら昼」しかないわけです。

でとてもお腹が空いているいま、目の前に「ペヤング味噌ニンニク味焼きそば」が

あるんですね。ソース焼きそばは知ってます。間違いなく美味しい奴です。

しかし目の前のこいつにその要素(美味しそうって奴)が見あたりません。





はい、いかがでしょう・・・・。

すみません、さっきは言い過ぎました。これ単体で見れば確かに「美味しそう」と

思っても許されると思います。だって味噌ニンニクがまずいわけ無いですもの。

ただねぇ・・・・・僕はペヤングの味が好きなんですよね。

たとえばですね、コーラが好きです。ぼく。でね、コーラオレンジ味なる物があった

として、それ既にコーラじゃないですよね?いや、コーラなのか?

なんだかよく分からなくなってきましたね。

・・・・うーん、なんだか分かりませんがとにかく食べてみましょう。

袋を開けて臓物を取り出します。この辺は日清様に軍配が上がりますね。なに

しろ日清様の場合はほぼ「お湯を入れるだけ」ですからね。対するペヤング様は

まずかやくの袋をペリリと開けてそれを面の上(もしくはした)に出し、お湯を注いで

から蓋を閉じその上にソースを配置して暖めた上、更に時間が来たらお湯を捨てる

と言う手間がかかるわけです。ペヤング様においてはそうする価値がある美味

なのでヨシとしますが、キサマは本当にその価値があるのかね?

ってわけでこんな感じですね、開けてみると。





明らかにソースもかやくも別物です。ソースなんてオレンジだか赤だかのふくろ

ですし、かやくはにんにく片みたいなのも入っています。

もう明らかに僕が知っているペヤングソース焼きそばじゃないことがハッキリして

来ました。・・・・喜ぶべきか、悲しむべきか・・・・・・・・?

こいつを手順通り「かやくはお湯を入れる前」、ソースは温めつつ面がゆで上がった

(っていうのかな?)あとにかけてよく混ぜると言う手順を踏みます。

とりあえずはゆで上がった時の写真がこちら・・・・・





なんだかどう見ても我らが「ペヤングソース焼きそば」じゃありませんよね。

この時点で臭いに違和感があります。いつものにおいじゃないんです。

とりあえずまぁ、麺の上で大切に温めていたソースをぶっかけます。





・・・この時点で明らかに「ナニカチガウ」ものであることがにおいで分かります。

そもそもソースが赤っぽいんですよね。あのペヤング特有の何とも言えない胃壁を

刺激するスパイシーな香りはみじんもありません。

そして仕上げのためにこいつをまぜまくるとですね・・・・・・。





こうなります。もうね、にんじんみたいな奴とかトウモロコシの破片みたいな奴とか

色々飛び散っていますが許してください。なんだか「ちょっとでも味噌が絡んでない

場所があっちゃいけない!」と言う強迫観念に駆られまぜまくった結果です。

そもそも僕「まじぇまじぇ」あんまりスキじゃないんですよ、日本人だから。

それはいいとして見た目も臭いももう完全に僕たちが知っている、愛して止まない

ペヤングさまではありません。もとい。これもペヤング様なんですよ。ソースじゃ

無いだけで・・・・。

・・・・さて、お味は・・・・・・・・・。

あのですね、「二度と買いたくない」と思いました。3口目ぐらいまで。ですが

ふとあることに気がつきました。「僕はいま”ペヤングソース焼きそば”を注文した

のに”別の何か”を無理矢理食べさせられていると言う気持ちでいるのではなか

ろうか?」と。

そりゃ美味しいはず無いですよね。珈琲は珈琲、紅茶は紅茶として飲むから美味し

いのであって、紅茶が飲みたいのに無理矢理珈琲出されて「これは紅茶です」って

言われたって「いや、違うよ!」というか、よしんば珈琲だというのなら紅茶の基準

を前提に「まずい」と言ってもいいわけです。

あぁ、ゴメンよペヤングにんにく味噌焼きそば・・・・。君はソースじゃないんだよ。

今更ながらそれに気がつき「すまぬすまぬ」と味わい直してみると・・・・。まぁ、

なんというか、その、確かににんにく味噌です。

美味しいのかですって?うーん、よく分からないです。

味噌もにんにくも主張しすぎず絶妙なハーモニーを奏でています。よくぞこれだけ

癖の強い食材を「ペヤングの焼きそば」としてまとめ上げましたねと言うのが一番

の感想でしょうか。好きな人は好きかも知れません。ペヤングのソース焼きそばと

言う先入観とかを一切持たず「味噌にんにく焼きそば」としてとらえればもしかして

「とてもおいしい」のかも知れません。

でもね、僕が求めているのはペヤングソース焼きそばだったと言うことがハッキリ

しました。もうどんなゲテモノが出ても買いません。僕にとってはペヤングと言えば

ソース焼きそば。もうそれ以外無いんです!!

さて、「金輪際買わない」と言うことを書きましたが、実はストックがあるんです。

チョコレートやら醤油バターやら。チョコレートはもう食べられないと思いますが、

醤油バターはまだ賞味期限前なんですよね・・・・。

近くその味のレポートをするかもしれません(し、しないかも知れません。だって、

ペヤングはやっぱりソース焼きそばが世界一なんですよ!!)