アイアンシチューを作ってみました

最近・・・と言うか昔からシチューとかチリビーンズとかそう言うのが好きなんです。

前回もフェジョンを作ったというのをレポートさせていただきましたが、今回は

アイアンシチューです。前回フェジョンで圧力鍋を使用してあっという間に調理完了

となってしまったため「煮込みフェチ」の僕としてはちょっと物足りなかったので、

今度はアイアンシチューを作ってみました。

さて、アイアンシチューとはなんぞやとお思いでしょう。時はさかのぼること数百年。

アメリカの開拓時代に人は馬車などにゆられ西へ西へと移動していました。

馬車旅こそキャンプの原点ではある物の、実際の目的は「移動」な訳ですから

悠長に料理なんかしてらんないわけです。で、必然的に適当に材料をぶっ込んで

火にかけ放っておけば何か食べられるものが出来ているというのが望ましく、

そうして生まれたのがアイアンシチューという物らしいです。

僕がこれを知ったのはどなたかのブログだったと思います。

さて、用意する物は・・・・

・豚バラ肉(三枚肉:出来ればブロック)

・ジャガイモ

・タマネギ

・塩胡椒

これだけなんですね。しかも下味を付けたり先に肉を焼いたりなどと言うことは

一切しないのがオリジナル(と言うか当時流)とのこと。

肉やジャガイモ、タマネギなどの材料を火が通る時間が揃うように丁寧に同じ

大きさに切りそろえるなどと言うこともしません。

なんにも考えないで豚肉、タマネギ、ジャガイモをぶった切ります。

はい、材料が適当な(本当の意味で適当な)大きさに切れましたね。じゃ、それを

鍋にぶっ込んでください。そうしたら今度はその食材が入った鍋を水道の蛇口の

下に持って行き、蛇口を開いて水を入れましょう。水の量・・・そうですね、まっ

適当で。食材が全て水に浸ってれば大丈夫です。それより多くても少なくても

いいですが、少ないよりは多い方がいいかな。

今度はその鍋をガス台に持って行き火にかけてください。

途中だんだん水分が減ってきますね。そうしたら適当に水を足してください。

だんだんとろみがついてきたなと思ったら塩と胡椒を投入し味を見てください。

塩胡椒の量ですか?お好みで。

まぁ少しとろみがついてきたら食べてもいいでしょう。そのままに込むとタマネギや

ジャガイモがもっと溶けていい感じになります。

これね、美味しいです。凄くこった料理じゃないし味も単純ですがなんだかしみじみ

あぁ、美味しいね、と思える味です。

しょっちゅうこればかり食べていたらおそらく大嫌いになり二度と食べたくないと

思うかも知れませんが(要するに「料理」と言うよりお腹を満たすために食材を

「調理」するレベルの物なので)とにかく「あぁ、いける」と思うと思います。

恐ろしく簡単なので是非チャレンジしてみてください。

所で話は変わりますが、おそらくこの料理はダッチオーブンみたいな物で作って

いたんじゃないかと思います。なのでたき火とダッチオーブンで作れたら最高

だと思うんですが、ぼくダッチオーブン持ってないんですよ。

煮込み料理の際愛用しているのは、昔システムキッチンについていた全て

鉄で出来たもの凄く安っぽい鍋です。あまりのちゃちさ、安っぽさに当時はすぐ

捨ててしまおうかと思ったのですが、いざ使い始めるとこれが何とも使い心地が

いい。多分「鉄」というのがいいんだと思います。「煮込み料理の際に愛用」と

書きましたが、正確には「料理全般に」使ってます。豚にショウガ焼きをやるとき

もこの鍋で豚肉を焼きますし、野菜炒めもこの鍋で作る。僕にとっての万能鍋

ですね。最近圧力鍋を入手したので最初の煮込みは圧力鍋にバトンタッチかも

知れませんが、その後長く煮込む場合はこちらに移して煮込んでいくことでしょう。

うーん、カワイイ奴よ。