ヘリテイジソフテイルクラシック

普通に考えればハーレー2台持ちなんて贅沢も贅沢も贅沢です。

お前ナメてんじゃねぇよ級の贅沢なのは十分承知していますし、得てしてハーレーを

何台も持っている人は「実はあまりハーレーのことなど知らない」人が多いのも十分

承知しておりますです。

大体ハーレーを複数持っている人というのはお金持ちではあるけれど、自分でメンテ

したりオイル交換したりしないイメージがありますよね。わかりますわかります。

お前もそうなんだろうと思いますよね。

あぁそうだよ!金持ってるよ。悪いかよ?何台持とうが俺の勝手だろ!

・・・・などと言うはずもなくですね、いや、違うんです!聞いてください!

このバイク、オヤジが乗っていたものなんです。

「ほらやっぱり金持ちじゃねぇか!オヤジさんから貰ったんだろ!」というあなた!

違います。

オヤジが年老いたことを筆頭に、もろもろの事情があってこのバイクを売ろうとして

いたんですよ。赤将軍に。250万近く払って手に入れたバイク。大事に大事に

かわいがっていたのに赤将軍の野郎が40万円で買いたたこうとしていたんです。

そりゃ無いですよね。まぁそんなもんなのかも知れませんが、いくら何でもそれは

やめてくれとお願いしたところ「じゃぁお前が買うか?」となったわけです。

走行距離にして2万キロ。ぴっかぴかのソフテイルが40万。でもとりあえず

「40万じゃもったいないから、暫く俺が預かっているからその間に考えてみれば」

と、何気なく俺のものにしちゃおうと言う下心で聞いてみました。

・・・・が、「だったら売る」というので、「一括払いは許してください」と懇願し、

早速お宝ではあるものの使う予定がない(がらくたとも言う)ものをヤフオクなどで

売りまくり、その金で細々返済しつつ購入したわけです。

僕はツインカムのハーレーには興味がなかったんですが、乗ってみるとすごくいい。

正直「ハーレー」だとは思えませんでしたし、「これなら国産車でもいいな」と思った

りもしたんですが、最終型に近いキャブのツインカムソフテイル。やっぱりハーレー社

もどこかに良心が残っているようで、乗り続けてみると確かに「ハーレーテイスト」を

感じることも出来るんですよね。

実際ショベルのワイドグライドは絶好調ではあるものの、遠出をするにはちょっと

きつい。というか、一人で走るのであればショベルでの遠出全然オッケーなのですが

友人のバイクがハーレー乗りはツインカムだし、他はVマックスとかBMWとか

ドゥカティーとか、流行のアドベンチャーなんですよ。

BMWやVマックス、ドゥカティーに置き去りにされるならまだ我慢できます。

しかしですね、ツインカムのソフテイルやロードキング、果てはエボのスポーツ

スターにまで置いて行かれ、高速道路を走っているときなど運が良くて僕がASに

着いたときにみんなは出発準備をしていて、運が悪ければ既に出発している。

この状況はいかんともしがたいですよ。

最近など「お前だけ現地集合な」と言われる始末。

一人でとことこ走るのもいいんですが、途中のインターでの話などで仲間はずれに

なるのがつらくて、マスツーリングの時はツインカムの世話になろうと決めました。

その分維持費は大変です。

バイクの車検が2台同じ年に来てしまうと対処できなくなる可能性があるので

(と言うか、どういう訳か同じ年の同じ付きに車検でした)この状況を何とかしようと

現在はショベルのみ車検を通し、ツインカムは一年ずらして来年車検をとる予定

でいます。

本当は先にツインカムの車検をとろうかとも思ったんですが、ツインカムはノーマル

マフラーなので駐車場でエンジンをかけてもそれほど迷惑にはならない。

対してショベルは立派な三拍子を元気よく刻んでくれますので、駐車場などで

エンジンをかけていると絶対に苦情が来るでしょう。

そんなわけで調子を維持するためにどうしても乗らなければならないから、先に

ショベルの車検をとりました。

ソフテイルは何かいじるかどうかはまだ分かりませんが、当面はそんな余裕はない

ので、ノーマルのままだと思います。

そんなわけでソフテイルについてはツーリングの記録とか、日常点検や整備の

話が中心になるかと思いますが、もしかしたら面白いこともあるかも知れませんので

たまに覗いてみてください。