先輩から譲り受けて以降、色々と手をかけてきたバンバン君。
このたび僕の手を離れることになりました。
理由は色々あれど、それをここで書いても始まらないのでやめておきますが、
家族とも言える弟分が乗ってくれることになったのでとてもうれしい。
思えば非常に優秀なバイクというか、荒っぽい言い方をすれば「正しいバイク」と
言って過言ではないと思います。
エンジンがその一部を兼用するようなシングルクレードルフレームに200cc単気筒
のSOHCエンジン。新しいモデルではインジェクションになってしまいましたが(この
変更でバンバンは沙羅になったらしいですが・・・)僕のはキャブ仕様。
プラスチックで出来たカウルや、LEDやHIDと言ったハイテク設備、ちなみにこれを
「ハイテク」と言うぐらいですから「コンピューター」などは一切使っていない
まさに「ザ・バイク」です。乗っていてもいじっても本当に楽しい。
バイクというのはこのぐらいのが一番楽しいなと改めて実感させてくれたバイク
でした。
最近は「アドベンチャーバイク」なる、車で言う「ミニバン」的なオールマイティーが
流行っておりますが、本当のオールマイティーってのはバンバン君みたいなバイク
のことを言うんです!
そういうことを言うと「長距離(高速道路)だと疲れる」とか何とか言う人がおりますが、
うるせいコンニャロ!おとといきやがれってんだ!!ってなもんです。
そういうことを言う人は間違いなく「バイク好き」ではなくて「自分のバイクだけ」が
好きな人でしょう。(ちなみにハーレー乗りにこの手の人が多いきがします)
200cc〜250ccのバイクというのは車検がない上に二人乗りも出来て高速道路にも
乗れる。十分じゃないですか。ちょ距離が疲れる?だったら車に乗りなさい。
確かに高速道路は疲れますが、だったら乗らなきゃいいじゃないですか、高速なんて。
下道でひらりひらりと思った通りにバイクを操れる楽しみが、250ccぐらいまでのバイク
には有るんです。高速云々言う人は「移動手段」として考えているからそう言うことを
言うのであって、「バイクに乗る楽しみ」で考えればそんなことどうでもいいんです。
最近では貴重な「バイクらしいバイク」バンバン。今までどうもありがとう。
そう言えばこいつには名前を付けてあげてなかったなぁ・・・・。
新しいオーナーに言い名前を付けて貰ってくれ。さよならバンバン。きっと俺の所で
くすぶっているより遥かにアクティブな車生が待っていると思うよ。幸せにな!