フランケンベスパ製作記

私のフランケンベスパ、まだ完成までに相当の時間を有すると思います。

先にハブについてちょっと書きましたが、実際はまだまだ部品を集めて

試行錯誤している状態です。とりあえずは改めてハブの写真から・・・。





こいつがハブですね。

ホイールにセットアップすると・・・・・・





こうなるわけですよ。

僕のベスパは2WDではないので、スプロケットが付いたこのホイールは

当然リア用。・・・んで、このホイールを支えるスイングアームがこちら





赤い矢印の部分。ホンダのモンキーのスイングアームを流用してます。

で、青いひ矢印部分はこのバイクにエンジンを提供してくれたドナー

バイクの物。果たして何か分かりますか?まだムリでしょうね。

それ以外は僕のスーパーフレンズの自作です。

・・・・・そして仮組みしてみると・・・・・・・・・





こんな感じですね。

サスは台湾製とおぼしき、最近流行の4輪バギー用らしいのですが、

大改造(と言うか製作に近い)を行うわけですから出来れば「一風変わ

った感じ」にしたかったので、コイルが見えないフルカバード(なのだろう

と思いますが、定かではない)のこれをチョイス。

まだ乗ってないのでいいのか悪いのか分かりませんが、ボディーは

豪華アルミ製なので「ちょっと見栄えがいい」でしょ?

え?そうでもない・・・・・そうッスか・・・。

さて、この写真を見てスルドイ人なら二つの事実に気がつくはず。

ひとつめは単純に「ドナーバイクはスズキのバンディットだな」と言うこと。

二つめはですね、「なんで”ベスパのフロアに4気筒エンジンを配置する”

と言っていたのにフレームが付いてるんだ?」と言うことです。

実はですね、フロアに乗せるっていってもそんなに単純じゃないんです。

結構いろいろと問題があって、現状では「バンディットのスイングアーム

取付部からエンジンをホールドしてある部分」まで、を利用し「バンディット

のフレームを生かして、それにベスパの外装を「貼り付けていく」という

作戦をとろうと思っているんです。というか、そうせざるを得ないってのが

正直なところなんですが・・・・。

スプロケット側と反対側(ディスク装着側)はどうなっているかというと





こんな感じになってます。カニ目ですね。

等というとかっこいいですが、台湾製のノーブランド。こういうバイクに

とって非常に重要なリアブレーキを、そんなのにしてしまっていいの?

と言う声が聞こえてきそうですが、良いわけが有りません。

ですが、とりあえず使えると思います。

最初から高価なブレーキをぶち込んで、もし物にならなかったら悲しい。

と言うわけで最初は安価な部品を使いつつ煮詰めていく作戦です。

ちなみに上の写真、ちょうどモンキーのスイングアームをぶった切った

所なので面影があると思います。

それでですね、出来ればターボにしちゃおうか(と言うか元々僕の

イメージがターボ4気筒ベスパなので)ターボもゲット!!





こいつはとある軽自動車用なのですが、ここまで来るとインジェクターも

そいつのを使おうかという事になりつつあります。

(元々はキャブだったのですが、キャブターボはあまりに面倒なので

インジェクション化も計画)。

さて、ベスパと言えばハンドチェンジ(知ってますか?左側のグリップを

ぐりぐり回してギアチェンジするんですよ!ベスパはたのバイクと同様

左のレバーがクラッチ、右のレバーがフロントブレーキ。フロアボードに

リアブレーキがあり、ギアチェンジは「左手!」なんです。

でですね、私のスーパーテクニシャンフレンズが「せっかくベスパ

なのだから、ハンドチェンジは残したい!」と言う強い希望があり、

「どうするかは考えておく」と言ってくれているのでお任せ状態。

で、ミニバンのスライドドア用のモーター使ったり、自分でモーター

作ったり、とんでもなく凄い技術を駆使していろいろと試してくれています。




こいつは実験中に焼けたステーターと基盤。





・・・・・ハッキリ言ってこれを見て「何をしようとしているか」分かる人

どのくらいいるでしょうか?

モーターがカムを介してギアのリンケージを動かすという・・・・・。

凄すぎる!

このベスパに関しては僕はプロデューさん(プロデューサー)という立場で

実際の作業には手を出しておりません。

何しろやっていることが凄すぎて「趣味の範囲」を越えつつあります。

今後どうなっていくか、じわじわと御報告していきたいと思いますが、

完成までに後数年を要すると思うので、気長にお願いします。