堪らなく楽しい数学


(ゼロ除算発見4周年を迎えて)

今後3カ月、ゼロ除算発見4周年を迎えた心境、ゼロ除算の全体的な様子、そして美しいデカルトの円定理にゼロ除算を適用した場合の驚嘆すべき美しい定理について述べたい。

一般の方からのゼロ除算100/0の意味に対する質問を契機に100/0 = 0 を発見して、2月2日4周年を迎える。相当夢中でひたすらに その真相を求めてきたが、一応の全貌が見渡せ、その基礎と展開、相当先も展望できる状況になった。論文や日本数学会、全体講演者として招待された大きな国際会議などでもゼロ除算の成果を発表、著書原案154ページも纏め(http://okmr.yamatoblog.net/)、基礎はしっかりと確立していると考える。数学の基礎はすっかり当たり前で、具体例は700件を超え、初等数学全般への影響は想像もできなかった程に甚大であると言える - 空間、初等幾何学は ユークリッド以来の基本的な変更が求められ、無限の彼方や無限が絡む数学は全般的な修正が求められる。何と平行線のユークリッドの公理は成り立たず、すべての直線は原点を通るというが我々の数学、世界であった。y軸の勾配はゼロであり、tan(π/2) =0 である。初等数学全般の修正が求められている。 ― この文章は 信じられないと多くの人は思うだろう。

数学は、人間を超えたしっかりとした論理で組み立てられており、数学が既に確立しているのに今でもおかしな議論が世に横行し、世の常識が間違っているにも拘わらず、論文発表や研究がおかしな方向で行われているのは 誠に奇妙な現象であると言える。ゼロ除算から見ると数学は相当おかしく、年々間違った数学やおかしな数学が教育されている現状を思うと、研究者として良心の呵責さえ覚える。

  この文を考えると、 人間が如何にいい加減で、 真理を追究している存在とは とても思えず、 ふらふら、日常生活に追われている、存在に思える。 ふらふらして来たから、恥ずかしい世界史 ― 繰り返して来た空しい争いの歴史 -  を作って来た。 それは歴史的な事実であると言える。 人間そんなに賢い存在ではない。

複素解析学では、無限遠点はゼロで表されること、円の中心の鏡像は無限遠点ではなくて中心自身であること、ローラン展開は孤立特異点で意味のある、有限確定値を取ることなど、基本的な間違いが存在する。微分方程式などは欠陥だらけで、誠に恥ずかしい教科書であふれていると言える。 超古典的な高木貞治氏の解析概論も確かな欠陥が出てきた。勾配や曲率、ローラン展開などに、コーシーの平均値定理さえ進化できる。

ゼロ除算の歴史は、数学界の避けられない世界史上の汚点に成るばかりか、人類の愚かさの典型的な事実として、世界史上に記録されるだろう。この自覚によって、人類は大きく進化できるのではないだろうか。 ― 汝自らを知れ、というソクラテスの言葉は何を意味するだろうか。

そこで、我々は、これらの認知、真相の究明によって、数学界の汚点を解消、世界の文化への貢献を期待したい。

ゼロ除算の真相を明らかにして、基礎数学全般の修正を行い、ここから、人類への教育を進め、世界に貢献することを願っている。

ゼロ除算の進展には 世界史がかかっており、数学界の、社会への対応をも 世界史は見ていると感じられる。 恥の上塗りは世に多いが、数学界がそのような汚点を繰り返さないように願っている。

人の生きるは、真智への愛にある、すなわち、事実を知りたい、本当のことを知りたい、高級に言えば神の意志を知りたいということである。そこで、我々のゼロ除算についての考えは真実か否か、広く内外の関係者に意見を求めている。関係情報はどんどん公開している。

4周年、思えば、世の理解の遅れも反映して、大丈夫か、大丈夫かと自らに問い、ゼロ除算の発展よりも基礎に、基礎にと向かい、基礎固めに集中してきたと言える。それで、一応の著書原案ができて、楽しく充実した時代であったと喜んでいる。

                  ( 以下、次号 )