日光白根山(2002/08/07)

候の具合を見計らって日光白根山を今回は単独行日帰りで登りました。

真夏の山歩きですので、できるだけ涼しいうちに高度を稼ぎたいので朝5時前から菅沼の登山口から登りはじめました。30分ごとに休みを取りながら樹林帯の中で高度を稼いで行きます。
約1時間40分ほど登ると弥陀ヶ池につきました。だいぶ早いペースで登ってきました。白根へは直接登ることもできますが、五色沼経由で登ることにして五色沼へ一旦下ります。
沼へ着くと水辺の土の上には動物の足跡がいっぱいついています。鹿かカモシカだと思いますが、かなりいるようです。
誰一人いない湖畔で朝食のおにぎりをほうばります。沼の上にはこれから登る白根山が堂々とした山肌を見せています。
五色沼から非難小屋への道を登ります。非難小屋で前白根山への道が分岐します。いよいよこれからがきつい登りになってきます。空気もかなり薄くなってきますので、息切れを整えながら少しずつ高度を上げてゆきます。
東を見れば日光の男体山が段々見えるようになってきました。苦しみながら高度を稼いでゆくと白根神社が祭られています一旦平らな面にでました。その後ろに山頂が見えてきました。岩壁に張り付いて最後のひと登りで山頂にたどり着きました。
狭い山頂には先客がいっぱいです。この山頂からのながめはすばらしいの一語に尽きる景観です。東には日光の山々が見え、北には尾瀬の山々が特に燧ケ岳の立派な双耳峰が耳をそばだてて控えています。南には一番奥に富士山が頭をみせ、更に南アルプスが見えています。西には秩父の山の後ろに八ヶ岳が姿を見せています。余りのすばらしい景観にすっかり時間が経過するのを忘れるぐらいでした。
名残惜しい山頂を後にして弥陀ヶ池へ急斜面を下ります。足をいためないようにペースを落として慎重にくだります。下り着いた弥陀ヶ池から白根を振り返るとまだ多くの人がその急斜面の登山道に張り付いていました。

はるかに遠くには富士山も頭を見せてくれて、360度の一大パノラマが広がっていました。
天候を見計らって登ったとは言っても、本当にうれしい山歩きでした。

弥陀ヶ池からの白根山 五色沼から白根山 ハクサンフウロ

五色沼湖畔から白根山を見上げる。マルバダケブキがいっぱい咲いています。

眼下に五色沼が見える 日光の男体山と中禅寺湖 まもなく山頂です
山頂より西の遠望 東には日光の山々 遠くに尾瀬の至仏山

背景に尾瀬の燧ケ岳が立派な山容をみせています

トウヤクリンドウ 上州武尊山 菅沼が見える

眼下に弥陀ヶ池、そして菅沼、遠くに尾瀬の燧ケ岳が見える


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このページの最終更新日は:2013/04/17