稲子湯から硫黄岳へ(八ヶ岳)(2003/06/02〜2003/06/03)

今回は姉と二人で昨年いけなかった硫黄岳へ登りました。

1日目
稲子湯のちょっと先の登山道入り口に車を止めて、登り始めます。
みどり池のしらびそ小屋を過ぎ本沢温泉を目指します。一旦下って本沢温泉の沢へでました。ここには2150mの地点の川原に露天風呂があります。硫黄分が強いせいか、かなり鼻をつきます。段々道が険しくなってきますので、ゆっくりとしたペースで夏沢峠へたどり着きます。
峠の2軒の山小屋はまだ閉鎖されています。我々はオーレン小屋へと、峠を下ります。小屋の前のオーレン強清水でのどを潤し、ひとごごちつきました。
今日の泊まりは我々だけとの事で、ゆっくりと檜のお風呂につかり今日の汗をながしました。夕食を食べながら小屋のオヤジさんと色々山の話をしていると、時間がたつのを忘れてしまいそうです。又小屋番の女性が二人とも九州の出身との事で、更にその一人が私たちの田舎のすぐ近くの出身だとわかり、びっくりしました。こんな山の中での偶然に本当にびっくりです。

2日目
オーレン小屋に別れを告げて、赤岩の頭まで急坂を登ります。北向きの斜面ですので、まだ結構残雪があります。慎重に登っていきますと、1時間ほどで尾根道へ出ました。目の前に南八ヶ岳の景色が広がります。阿弥陀岳を従えて、主峰の赤岳が堂々と居座っています。赤岳からの稜線には横岳が連なり硫黄岳へとつながっています。遠くには南アルプスの山並みが見えています。北へ目を向ければ天狗岳の二つ峰が見えて、更に遠くには蓼科山が見えています。
ここからひと登りで今回の目的地、硫黄岳の山頂に着きました。石がゴロゴロした広い山頂で景色を眺めながら、一休みして帰り道の夏沢峠へ下ります。
昨日登ってきた道を硫黄岳の岸壁を眺めながら、帰り道を下ります。

直前に通過した台風の影響もなく、好天に恵まれた二日間の楽しい山歩きでした。

みどり池と稲子岳の岸壁

夏沢峠から硫黄岳の岸壁を見る オーレン小屋から硫黄岳の眺め 赤岩の頭から硫黄岳山頂を見る
天狗岳の二つの峰が見える 硫黄岳の岸壁 硫黄岳から天狗岳方向の眺め

右から阿弥陀岳、赤岳、横岳の山並み

八ヶ岳の山麓は水が豊富な森林地帯です。原生林の中は見事な青苔の世界です。

苔むした原生林の中


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このページの最終更新日は:2013/04/03