残雪の尾瀬(2006/0 6/01)

そろそろ水芭蕉が咲き始めたかなと思い、尾瀬ヶ原を歩きにゆきました。
今年の豪雪の影響は色濃く残っていました。
思わぬ難所に出会い、あえぎながら歩き通し、どうにか目的のコースを歩き通すことができました。

午前5時12分鳩待峠のゲートを通り山ノ鼻へ下り始めます。山ノ鼻に近づくとようやく水芭蕉と対面できました。 山ノ鼻は、まだ残雪の中でした。
現在の時刻は午前6時
尾瀬ヶ原方向へ歩き始めます。
空はまだ厚い雲に覆われています。
尾瀬ヶ原三叉から東電小屋方向の道に入ります。いくらか木道のそばに水芭蕉がチラホラと咲いています。
浮島が池塘に浮かぶ尾瀬の代表的な景色です。
幻想的な眺めです。
ヨッピ川のつり橋を渡り対岸へでます。 水の豊富なところには水芭蕉がかたまって咲いています。 東電小屋にまもなく到着です。
東電小屋の付近にはリュウキンカが結構咲いていました。 ヨッピ川の手前の湿原は水芭蕉の群落があります。 ザゼンソウも咲いています。
ちょっとまだ小ぶりな水芭蕉です。 尾瀬橋を渡ってヨッピ川の対岸へでます。 午前8時20分
まもなく見晴十字路に到着します。
弥四郎清水の水でコーヒーを淹れてちょっと一休み。
竜宮小屋あたりにきて振り返ると燧ケ岳がはっきり見えるようになりました。 キクザキイチリンソウの可憐な花達 景鶴山もまだ残雪が見えています。

至仏山が池面に映っています。
中々雲が取れなくて、全体の姿を見せてくれません。
竜宮小屋から長沢新道への登山道へ入って行きますと、このあたりは暖かいと見えて水芭蕉が結構咲いています。
長沢新道は途中の橋が通れないとされていましたが、だめなら引き返すつもりで行ってみます。
現在の時刻は午前10時です。

どうにか壊れた橋は通れましたが、長沢新道の道はほとんどが残雪の道でした。
目印を探しながら歩きますが、富士見峠に近づくに従って、標識を見失い、とにかく歩きやすいところを尾根に向かって歩きます。
延々と残雪の中を登ってきました。
広い雪原に出ました。峠はまもなくだと思いますが、振り返ると燧ケ岳がはっきりと見えています。
こちらは平ケ岳方向の眺めです。
6月とは思えないほどの雪の量です。
12時30分を過ぎていますので、昼食休みにして、疲れた足を休ませます。

昼食の後、更に登りますと、富士見峠からアヤメ平へ行く道に出合いました。
とりあえずアヤメ平へ登ります。
朝のうちは、はっきりしなかった至仏山が青空の下に、全容を見せています。
アヤメ平到着午後1時5分
景鶴山の後は平ケ岳です。
まだまだ、豊富な残雪がいっぱいの様です。

燧ケ岳もすっきりとした青空の下に、自慢の二つ耳を見せています。
一休みしてから、鳩待峠へ歩きます。
 
遠く日光の白根山から、足尾への山並みが見えています。
鳩待峠への道も残雪の道がほとんどでした。
目印を見失い迷いながら、方向を確認しながら歩きます。
午後3時12分
ぴったり鳩待峠へ下ることができました。朝は静かでした峠は、登山客でにぎわっています。
戸倉への送迎車を待つ間、みんな一休みしています。
私も一休みしてから、戸倉へ向かいます。
残雪の山を延々と歩き続けて、ようやく鳩待峠へ無事にたどりつきました。豪雪の影響は相当なもので、北側斜面の雪はもうしばらくは消えそうにありません。
水芭蕉はまだまだこれからで、6/11(日)頃が今年は丁度見頃のようです。

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このページの最終更新日は:2013/04/03