不動沢から鋸山と皇海山へ(2010/ 06/11)

皇海山は随分前に松木沢から登ろうとして、登れなかった山です。
本当は庚申山から登りたかったのでですが、時間と体力を考えて不動沢からのコースを歩いてみました。
登山口までの栗原川林道がかなりの悪路との情報で、午前2時に自宅を出発して、足尾の谷から赤城の北面越えのルートで園原ダムを目指します。
途中の山道で鹿2頭と遭遇、道からどきません!。直前で車を止めたらようやくどいてくれました。
120号線のコンビニで食料を仕入れ、追貝の交差点から旧道に入り、登山口を目指します。途中の道は想像以上の悪路でした。穴ぽこだらけで路肩はガードレール無しの場所が多く山側は落石がいたるところといった状態で、スピードをあげらせません。おまけに狸も道路に出てきたりして、午前5時にようやく登山口に到着しました。
追貝の交差点から1時間もかかってしまいました。
仕度を整えて登山口を出発します。

5:17
登山口を出発します。
増水時には要注意の渡渉点です。
石伝いに渡ります。
5:45
二俣に沢が分かれた場所到着。
5:48
マークに従い更に登ります。
6:22
更に沢が二俣に分かれる場所に到着。チョロチョロ流れる方の沢を登ります。
6:55
不動沢のコル到着。
少し休憩

不動沢のコルからは鋸山の岩峰が良く見えます。
多分山の天気は時間が経つと雲が出やすくなりますので、予定通り先に鋸山へ登ります。
7:08
鋸山へ向かいます。
途中の岩場から見た武尊山の方向の眺めです。
今日は雲海が出ています。
こちらは皇海山と日光白根山の方向です。
7:48
鋸山到着。
天気が良くて周りの山々がきれいに眺められました。
この山は本当に良い展望台です。
でも東側は急激に切れ落ちていますので、足元には要注意の山です。
また途中の登山道にはロープが張られた岩場が2ヵ所ありますので、十分注意しながら登ります。

こちらは武尊山の方向です。
シャクナゲを前景に皇海山が良く見えています。

こちらは松木沢をはさんで男体山などの日光の山並みです。
アズマシャクナゲが見事に咲いています。不思議なことに皇海山にはシャクナゲがありませんでした。

赤城山が雲海に浮かんでいます。 武尊山とその右側に尾瀬の至仏山がまだ白く見えています。 イワカガミ
今年初めてのお目見え。
8:10
不動沢のコルへくだります。

8:40
不動沢のコル到着。
8:48
一休みして皇海山へ向かいます。
皇海山の登山道はほとんど樹林帯の中ですが、一部に展望の良い場所があります。
雲海の中に赤城山が見えています。
山頂のすぐ下に奉納された青銅の剣です。 9:45
山頂到着。
誰もいない山頂で、早いですがコンロでお湯を沸かして、ラーメン、おにぎり、コーヒーで昼食にします。
食事中に他の登山者が次々と登ってきました。
さすがに百名山ですね。でも展望のない山は私は好きになれません。
木々の間からわずかに日光白根山が見えています。
この後、急に雲が広がり始めました。
10:15
下山を開始します。
10:50
不動沢のコル通過
 
12:00
無事に登山口に帰着。
随分早い時間ですので、ついでに赤城の黒檜山へ行こうと急遽思い立ちます。
シロヤシオとミツバツツジが見頃になっているとの事前の情報もありましたので、見にゆきます。
栗原川林道から120号線に戻り、園原ダムの道に入り、更に赤城山への北面道路を走ります。
13:55
黒檜山北登山口から山頂を目指します。
ミツバツツジは見事に咲いていました。 15:05
山頂到着。残念ながら霧で周りの山が見えません。
15:13
下山を開始します。
シロヤシオも見事に咲いています。
一瞬霧が晴れて、隣の駒ケ岳が見えましたが、山腹がところどころ紫色に染まっていました。
16:00
登山口に帰着。
周りの展望はありませんでしたが、キレイな花を十分に楽しめました。
どちらかと言えば、皇海山より鋸山に主体を置いた山歩きです。栗原川林道の悪路には悩まされましたが、期待通りの鋸山からの展望でした。シャクナゲとツツジのキレイな花を楽しめて、疲れ以上に楽しい山歩きでした。

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このページの最終更新日は:2013/04/03