鬼怒沼から尾瀬沼へ(道つなぎの山旅)(2011/ 10/02〜2011/10/05)

尾瀬の登山道を全部完歩することを目標に機会ある毎に歩いてきましたが、残った部分を歩くために、3泊4日のテント泊計画で出かけました。本当はこの後の3連休辺りが一番天候も良い感じでしたが、混雑を避けるため多少前倒ししました。
午前2時30分に自宅を出て、近くの足利ICから高速に乗り、沼田ICで降りて大清水を目指します。
大清水到着午前5時。支度を整えて鬼怒沼を目指して歩き始めます。

10月2日

5:30
大清水を出発します。
しばらくは楽な林道歩きです。
6:35
湯沢出会い到着。すぐ上には小さな滝があります。

6:40
この丸太の橋を渡りいよいよ急坂の登山道が始まります。

急な登山道を重いザックを背負って登ります。きつくて休み休みの登りになりました。
途中に板状摂理の岩がありました。
 
11:10
ようやく物見山到着。かなり疲労がたまりました。一息入れます。
11:25
鬼怒沼へ下ります。
11:50
鬼怒沼到着。サブザックに食料など必要なものだけをつめて散策に行きます。
 


最初はガスがかかり、ほとんど何も見えませんでしたが、段々遠くが見えるようになりました。
左側の山が大嵐山。
右側が根名草山。
途中のベンチで昼食にします。
今日大清水から登ってきたのは私を含めて4名だけでした。
ほとんどは奥鬼怒温泉郷からの方でした。
12:40
本日の幕営予定の小松清水を目指して歩きます。

13:34
鬼怒沼山の分岐を通過します。
倒木があっちこっちに有り、乗り越えたり迂回したりするたびに、背中のザックの重みが肩に食い込みます。
15:50
ようやく小松清水に到着。
すぐにテントを設営して、夕食にして早々と寝袋にもぐりこみます。

10月3日

どうも様子が変だと思い、テントを開けたら、一面の雪景色です。
風が一晩中うなってましたが、予定外の雪道になりました。
 
小松清水の水も一段と冷え切っています。


 
小松清水の場所は、青い札が下がっているだけです。
8:30
予定より遅い出発になりましたが、尾瀬沼へ向かって歩きます。

9:48
黒岩山分岐に到着。標識はなし。
9:53
黒岩山は登らずに先を急ぎます。
赤安山近くの登山道から振り返ると黒岩山のピークが見えています。

 
南に目をやると、日光白根山のピークがわずかに見えています。

 

昨日はガスで何も見えなかった物見山が見えています。
物見山の後ろに燕巣山と四郎岳。

12:17
赤安清水到着。
水は残っていますので、清水は確認しないで先を急ぎます。
13:44
送電線の電発記念碑通過。
案内に尾瀬沼まで1時間となっていますが、とても無理なCTです。
13:58
中ノ岐沢分岐を通過。小淵沢田代を目指します。
 

14:17
小淵沢田代到着。
直接尾瀬沼へ行く場合登りが結構きついので、沼ノ平経由で下ります。


 
15:07
沼ノ平到着。沼山峠からの道と合流します。




 
沼山峠方向の眺め。
湿原はすっかりキツネ色。
15:30
尾瀬沼ヒュッテ到着。
キャンプ場の手続きをして幕営します。
今日も雪がちらついています。
早めの夕食で、早寝します。
10月4日

昨晩はかなり冷え込みましたが、朝起きてみると、綺麗な朝焼けが見えていました。
長蔵小屋近くからの燧ケ岳の眺めです。
この雪化粧は日中には溶けてしまいましたから、貴重な初冠雪の写真です。
木道は完全に凍り付いていて、歩くのが危険な状態です。
少し三平下方向に移動した場所からの燧ケ岳の眺めです。
雲が刻々と動いてすぐに山頂を覆いました。

今日は沼山峠まで登り、七入までの沼田街道を歩きに行きます。

7:40
サブザックに必要なものだけを詰めて、テントを出発して沼山峠へ歩きます。
カメラの調子がおかしくて途中の写真が記録されませんでした。

沼田街道はブナ林の素敵な道でした。気になった赤い実。
 
ところどころにこの様な道標が立っています。距離ではなくて標高を記載してあります。 硫黄沢橋を渡ります。
まもなく七入に到着します。
 

11:10
七入到着。
平日のためオートキャンプ場はお休みのようです。
 
次のバス時刻は12:25となっていますので、河原に下りてゆったりと昼食にします。

 
国道の反対側は広い七入の無料駐車場です。
本日は地元の車だけのようです。
12:25バスで沼山峠休憩所まで移動します。

13:05
沼山峠休憩所を出発してきました。
13:29
沼山峠のベンチ到着。
大江湿原からの燧ケ岳。
雪はすっかり溶けています。

 
沼山峠方向の眺め。
14:20
テント帰着。今日は早めの食事にして夕方は写真を撮り歩きます。

尾瀬沼の船着場。
好天も本日限りのようです。
キラキラ光る湖面が綺麗でした。
定番の景色ですが、三本唐松と燧ケ岳。
もう少し紅葉が進むともっと素敵な眺めになります。

残念ながらこの日の夕暮れはイマイチでした。
10月5日
予想通り、霧雨の朝。本格的な雨が予想されますので、早めにテントを撤収して雨装備で小淵沢田代へ向かいます。
7:00
テント場から急坂を登り小淵沢田代へ向かいます。

8:07
小淵沢田代と沼ノ平分岐に到着。
多少荷物が軽いせいか足は快調です。
 
8:29
中ノ岐沢分岐到着。
小さな沢の渡渉を繰り返して下ります。
 
9:24
林道に到着。入り口の標識はかなり朽ちています。林道出会い直前の登山道は完全にガレ場になっていて非常に危険な状態です。

林道の様子です。
がけ崩れや落石多数。
更に歩くと、奥鬼怒林道に合流します。
10:20
ウツボ滝通過。
夏でしたら、一休みに最適の場所です。
10:56
大清水到着。
到着してすぐに大粒の雨が降り出しました。早出で正解でした。
帰りに鎌田から丸沼方向に少し走り白根の温泉で4日間の汗を流し、鎌田の釜飯屋さんで名物の釜飯を食べて、園原ダムから根利の山越えの道で足尾の谷へ入り無事に帰宅しました。
4日間でりんごのお土産つき、ガソリン代、高速代などすべて込みで12,500円の山旅でした。多少予定外の寒さもありましたが、テント泊の山旅は楽しいものでした。
この山歩きで、尾瀬の登山道完歩が完了しました。色々な登山道を歩いて、楽しい道、苦しい道、色々でした。
尾瀬を歩いて一番好きな場所はアヤメ平で次が燧裏林道です。そして3番目が今回歩いた沼山峠から七入までの沼田街道です。

この後の計画は尾瀬国立公園内の登山道を完歩する予定です。会津駒から御池までの道や田代山周辺が対象になります。何年かかるかわかりませんが頑張りたいと思います。
 

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このページの最終更新日は:2013/04/22