会津若松を出発した列車は、滝谷から風光明媚な只見川に沿った山岳路線になります。
特に秋の景色は最高な眺めです。
列車から眺める場合、会津宮下を過ぎて渡る第3鉄橋の辺りが、一番景色が良いようです。アンダートラスの鉄橋は川面のかなり近くになりますので、川面の色と山々の色づきが最高の景色を演出します。
滝谷は只見川本流ではありませんが、滝谷川に架かったアンダートラス+ガータ橋が結構見ごたえがあって当時でもカメラマンは多い地点でした。
会津川口から只見よりの場所にも、ある程度は撮影ポイントがありますが、滝谷〜会津川口間にいい場所は集中しています。

会津川口はこの路線の中で中心的な駅になります。
ここ始発の列車も多いですし、撮影に通っていたころは駅前の旅館に泊まって、始発列車を狙って撮っていました。結構只見線の貨物列車は重連をすることが多かったと思います。
SL旅客列車は川口終点でしたので、以降只見までの区間は貨物のみとなっていました。
はっきりと覚えてはおりませんが、会津川口までの旅客列車が2往復、貨物が1往復、只見までの貨物が3往復だったと思います。
会津川口から奥に行きますと、撮れる列車本数が少なくて撮影回数は少なくなりました。
実際に撮影して、他のカメラマンとは一度も出会いませんでした。
どうして会津若松機関区にはC11を残さなかったのでしょうか。
現在の臨時列車は真岡鉄道から借用して運行しています。
急峻な蒲生岳をバックに只見川沿いの第8鉄橋は、私の一番のお気に入りの場所です。
ここの場所も秋にはきれいな景色になります。
現在この第8鉄橋は人気のポイントになっているようです。当時の鉄橋の色は赤色でしたが、現在は青色に変わっています。
この背景の蒲生岳は近頃登山する方が増えているようです。
私も山歩きの趣味はありますので、その内に挑戦したいと考えています。
たなびく煙に注意しながら撮影していましたが、SLが煙を吐くのは当然登り勾配の区間になりますから、いい煙を吐くポイントを見つけて、来たSLが思い通りの煙をたなびかせたときは「やった!」と内心満足していました。散々歩き回った末のごほうびでした。
SLが運行しなくなってから一度だけ秋の只見をドライブしたことがありますが、尾瀬方面に行くために桧枝岐方向は何度も走っていますが、只見はずいぶんご無沙汰しました。
その内に秋の只見を走ってみたいですね。 |