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楽しい数学


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お知らせ

数学基礎学力研究会の基本理念は{楽しい数学}です。より多くの方々に「数学は面白い」と思っていただけるよう、種々の活動を行っております。

7月の数学教室は、「堪らなく楽しい数学-ゼロで割ることを考える(36)」と「和算入門(35)-松永良弼(2)」です。( 先月号までの分は、左のアーカイブの欄にあります。)

「数学教室」と「健二さんの楽しい数学」は毎月1日更新です。

数学教室

○ 堪らなく楽しい数学-ゼロで割ることを考える(36)

齋藤 三郎 群馬大学名誉教授、数学基礎学力研究会顧問

○ 和算入門(35)-松永良弼(2)

小林 龍彦 前橋工科大学名誉教授






このところ、中学生棋士の大活躍により将棋に注目が集まっています。そもそもプロの棋士は、皆天才であり、厳しい競争の中を勝ち上がった人たちです。その中で, 勝ち続けるのは如何なる能力によるものか、誠に興味深いものがあります。

さて、将棋に限らずスポーツの分野でも若い人が活躍しているようですが、若い時はさほどでもなく 年をとってから大きな業績を残す人も少なくありません。この欄でも以前取り上げた「伊能忠敬」などもその一人と言えるでしょう。 

伊能忠敬は、17歳で造り酒屋に養子に入り、家業を立て直して繁盛させ、名主としても人々のために貢献していました。隠居後の50歳で江戸に出て、天才天文学者である高橋至時の弟子となり、後に日本全国を歩いて当時としては驚異の精度で測量した人です。忠敬の場合、年をとってからの業績であり、特に天才とか鬼才と評されることはないようですが、知のみならず意思の強さや体力なども含めた総合力が群を抜いて高いタイプだったのではないかと思われます。

江戸に出てきた忠敬は、深川の富岡八幡宮の近くに住み、測量へ向かう前に必ずここで祈願をしたとのことで、境内には忠敬の像が建てられています(下の写真) 。富岡八幡宮は勧進相撲発祥の地として知られ、横綱力士碑(現在は、副碑の裏面)には先ごろ 稀勢の里関も刻名しています。忠敬が江戸に出てきた年には谷風が亡くなりましたが、谷風の連勝を止めた小野川はまだ現役であり、また、谷風の弟子である雷電為右衛門が活躍していました。しかし、天文学の勉強やら観測、そして測量へと毎日が忙しく、恐らく相撲を見る暇はなかったと思われます。どうだったのでしょうか。

忠敬像






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